急性喉頭炎という名をもつクループ症候群。
冬の寒い季節に子供がかかる病気です。
声帯(のどの奥にあります)の部分が炎症で晴れてしまい、気道(空気が通る道)をふさいでしまう病気です。
クループ症候群はウィルス性と細菌性のものがあり、前者は生後六ヶ月から三歳ぐらいの子供に多く、後者は三歳から六歳ぐらいの子供の多くかかるといわれています。
症状については細菌性よりもウィルス性のほうが比較的軽症で済む場合が多いようです。
クループ症候群はなぜ発症するのか?その症状と治療対策方法についてご紹介します。
風邪による鼻水、咳、高熱などがクループ症候群の初期の症状と似ています。
単なる風邪かな?という症状が2,3日の間続き、そのうちに咳の声がゴホゴホから犬の鳴き声のようなバウバウとうものになり、声がかすれてきます。
症状が悪化すると、息ができないほど呼吸困難のような状態になり、鎖骨のあたりや胸部がへこんでしまうほど苦しくなる場合があります。
クループ症候群にかかっているかたは、夜間に症状が悪化する場合が多いため、急な場合に困らないために救急病院などの連絡先、住所などを日ごろから調べて置くようにしてください。
最悪の場合、窒息なども考えられるため、様子がおかしい?クループ症候群の症状があるなど気になる方はすぐに病院で受信するようにしてください。
普通クループ症候群は四日~一週間程度の期間で回復します。
自宅で行うクループ症候群の予防と対策は、普段かかる風邪と同様です。
水分をとることを心がけ、喉に発症するケースが多いのが特徴なため、小まめな水分補給やのど飴、加湿器などが有効です。
のどに刺激を与えないためも、アイスなどの冷えた食べ物や、乾燥した空気の環境は避けるようにしましょう。
また、咳の原因にもなるため比較的刺激の強くない食べ物を食べるようにしましょう
感情的になるのも喉に負担がかかるため、自宅でいる場合はリラックスした上体で安静にすることが大切です。