麻疹(はしか)の症状と予防接種の重要性について


子供にとって麻疹(はしか)は大変怖い病気の1つです。

麻疹(はしか)は急性で伝染力がとても強く、はじめの症状は風邪に良く似ているのですが、進行すると神経系などの合併症を引き起こし重症化すると死亡する子供もいるほどです。

昔は現在のように予防接種が普及していなかったため多くの子供が麻疹(はしか)で命を落としました。

最近でも年間で予防接種をうけていない子供が麻疹(はしか)で50人前後命を落としています。

人のせき、くしゃみなどで感染する麻疹(はしか)。

1歳になったばかりの赤ちゃんは麻疹(はしか)に非常にかかりやすいといわれています。

大切な子供を守るためにも、お父さん、お母さんは麻疹(はしか)の症状と予防について知っておく必要がありますよね。

これから麻疹(はしか)の症状と予防接種の重要性についてご紹介したいと思います。

麻疹(はしか)の症状について

せきやくしゃみなどの飛沫感染が麻疹(はしか)の主な感染源です。しかし空気汚染する場合もあり街の人混みでも容易に感染してしまう恐れがあります。

麻疹(はしか)の症状は、初期段階は風邪の症状と非常に似ており、発熱(38度前後)や咳、鼻水、目やにが特徴です。

麻疹(はしか)が進行すると一時的に発熱は収まり、コプリック斑と呼ばれる白いぷつぷつしたものがほっぺたの内側に複数できます

そこからだいたい半日ぐらいすると、収まっていた高熱が再び戻り、今度は39度から40度の高熱がでます。この時、顔(耳の後ろ、顔中)に発疹がで、2日~3日で体の胸部、お腹、背中、手足などに広がっていきます。

発疹の症状は、初期の頃(ころ)で4、5mm程度の赤く丸いものです。進行すると複数の発疹同士ひっついてくるようになり足先まで広がった後、二日後ぐらいに熱が収まります。

麻疹(はしか)の症状で一番怖いのは最初にも述べたように合併症です。

ごくまれに脳炎を引き起こす場合や、肺炎、中耳炎が代表的なものです。

麻疹(はしか)の症状が重症の場合や、合併症などの恐れがある場合は通院治療ではなく入院治療が必要になりますので、少しでもおかしいなとかんじたら早期に病院で診察することを心がけましょう

麻疹(はしか)は予防接種が一番大切です。

上記で麻疹(はしか)の原因と症状をご紹介し、麻疹(はしか)の怖さが少しご理解いただけたかもしれません。

麻疹(はしか)で一番大切なこと。それは予防接種です。

特に1歳を過ぎたころの赤ちゃんが多く麻疹(はしか)に発症することがわかっています。

予防接種をまだ受けられていない場合は、必ず受けるようにしてください。

1歳を過ぎたら麻疹(はしか)の予防接種!!忘れないでください。

また空気感染する場合もありますので、なるべく人混みは避けておいたほうが無難です。

後になってもし子供が麻疹(はしか)にかかっている子と接触した恐れがわかった場合は、4日~5日以内に病院でガンマグロブリンを注射すれば発症しても軽症で済んだり、発病自体を防ぐことも可能です。

何か気になることがあれば、必ずお医者さんに相談することをおすすめします。