火災報知機の設置場所

火災報知機の設置が一般家庭にも義務化される事になりましたね。

そこで私たちも火災報知機に関して、色々と勉強しなければならなくなりました。

義務化するという事は、全員がそれを行わなければならないという事ですから、我関せずでは通用しません。

特に知らなくてはならないのは、その設置場所です。

火災報知機は、どこかに一つ付ければ良いというものでもありません。

センサーの範囲は決して広くはないので、一部屋をフォローするので精一杯なのです。

では、実際にどの部屋に設置すればいいかについてご説明します。

火災報知機の設置場所については、住宅火災の現状と設置効果を検討した結果、既に定められています。

まずは寝室です。

寝室は人が最も無防備で意識のない状態になる場所で、寝る前にタバコやストーブを消し忘れていて、何らかの理由でその火が家に燃え移るという事態になる可能性は決して低くありません。

それを防ぐ為に、寝室に取り付ける必要があるというわけです。

他には、階段の踊り場などもそうです。

二階、あるいはそれ以上の階に寝室を設けてある家は、就寝中に一階で火事が起こっても気が付くのに時間が掛かります。

階段の踊り場に設置しておけば、しっかりアラームも聞こえますし、感知も早いでしょう。

この二つの場所に関しては、義務化されているので必ず設置しなければなりません。

設置場所も義務付けられているという事はあまり知られていないので、できる限り事前にどの場所に設置するかチェックしておく必要があるでしょう。

そして、最も火を使う機会が多いと想定される台所も設置場所の候補に挙げられます。

ここに関しては、どの家庭も例外なく取り付ける必要があるいでしょう。

ただ、設置箇所に関してはある程度考えなければなりません。

ガスコンロの真上に設置してしまったら、火事じゃなくてもセンサーが反応してしまいますから。

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「火災報知機」設置、義務化の「目的」とは

住宅家屋には火災報知機を設置することが義務づけられています。

新築に関しては2006年6月から、既存の住宅においては2008年6月以降からとされています。

個人が所有する住宅という物件に警戒設備の義務を命じるのは初めてのことです。

どういう目的で義務化という運びになったのでしょうか?

火災報知機は火事や火事に発展する可能性を察知し、一早く周囲に警告を発する警戒設備です。

火事を未然に防ぎ、避難を促すことが可能になります。

火災報知機を設置する目的というのはまさしく、それらを強化する目的といえるでしょう。

また、心理的な効果もあります。

火災報知機を設置することで「危機意識」を持つ機会が増えるからです。

認識の上で火を扱う場合でも、うっかりアラームを鳴らさぬよう気をつけるようになるのではないでしょうか。

それによってそれまでより一層注意しながら扱う・・・といった効果も期待できます。

火災報知機はそこにあるだけで「火事に対する注意の喚起」を呼び起こしてくれます。

しかしながらそれぞれの家庭では経済的な事情もあり、義務付けを負担に感じる方も少なくないかもしれません。

火災報知機は高価ではありませんが、生活費から捻出してまで買わなければいけないものなのか・・・ということ自体を疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。

「義務」はすなわち「強制」ですので、個人の考え方がどうであれ決定に従わなければいけないのが現状です。

しかし今後は、反対派の意見も考慮しさまざまな方向も模索する必要もあるといえるでしょう。

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