「基礎代謝量」の違い(3)

「基礎代謝量」は、安静にしている時にも消費されます。

そして、私達の体で消費されるエネルギーの大半を占めていて、人によって様々です。

性別や年齢、体格、人種によっても違いますが、その他にも基礎代謝量に影響のあることがいくつかあります。

栄養状態によっても違いがあります。

栄養状態が悪い人は、たんぱく質の合成が低下するためにエネルギー消費が抑制されてしまうのです。

食生活が偏っている人、無理なダイエットを続けている人、長期にわたる栄養不足、栄養失調症の人などは基礎代謝量が10%~30%低下していると言われています。痩せるためのダイエットも、無理をすると逆に痩せにくい体を作ってしまうというわけなのです。

風邪などのために発熱し、体温が高い時にも基礎代謝は高くなります。

体温が1℃上昇すると、基礎代謝は13%増加します。

基礎代謝を調節するのは甲状腺ホルモンですが、このホルモンの分泌が多くなるバセドウ病などでは、通常の2倍にもなることがあります。

女性の場合、月経により基礎代謝量が変化します。

月経中は最低値になり、その後、次第に増加していき、月経が始まる2、3日前には基礎代謝量は最高になります。

ダイエットを考えている女性は、基礎代謝が高い月経が始まる直前がポイントです。

この時期に活動エネルギーを増やせば、より効果的にダイエットができるというわけですね。

妊娠によっても基礎代謝量は変化します。

妊娠4ヶ月目までは変化は見られませんが、胎児が大きくなるにつれて増加して、妊娠後期には、約20%増加します。

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基礎代謝アップの「利点」とは?

「基礎代謝量」とは、生きるために必要最低限のエネルギー量のことを指します。

つまり、それは「安静にしている時」「寝ている時」でも消費されていくカロリーのことなのです。

これはダイエットをする人にとって大事なポイントであるとも言えます。

なぜなら、当然「基礎代謝量」を高めると消費エネルギーが増えるので太りにくい体を作ることができるからです。

そして他にも「利点」はいろいろとあります。

美容の面から見ても、良い効果が期待できそうです。

「基礎代謝量」が増えると全身の細胞に頻繁に「酸素」「栄養素」が運ばれます。

つまり、そうすることで新陳代謝が活発になるので、全身の細胞が若々しくなり、細胞が若返ります。

「肌のつや」「ハリ」、「髪の毛のつや」にも影響が出て美しくなれるのです!

また、「利点」は見た目の美しさへの影響だけではありません。

細胞が若返る、ということはつまり、臓器を形成している細胞も若返る・・・ということを意味します。

「内臓」そのものの働きもよくなる・・・というわけなのです。

内臓の働きが良くなると、内臓脂肪がよく燃焼されるようになります。

見た目は細くても内蔵脂肪が多い隠れ肥満が多いと言われている昨今ですが、内臓脂肪が多いとコレステロール値が高くなり、中性脂肪が増えてドロドロ血になったりと、様々な病気の原因となってしまいます。

「基礎代謝量」をアップさせて、内臓脂肪を燃焼し、健康的なダイエットを目指しましょう!

便通も良くなって利尿効果も高まるし、体の中から外から綺麗になれますよ。

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